ご家族の節目や家の運気が気になる時、寒川神社の「八方除け」、特に「八方札9体まとめて」という情報が気になっている方も多いのではないでしょうか。
寒川神社は、全国で唯一とされる八方除けの御神徳で知られ、あらゆる方角からの災いを払い、福を招くとされています。
しかし、「八方札って何?」「9体まとめてどうするの?」「費用は?」といった疑問も浮かびますよね。
ここではまず、寒川神社の八方除けとお札の基本、そして期待される効果について、分かりやすく解説します。
気になる「八方札9体」の情報もしっかりお伝えしますので、ご安心ください。
- 八方札(九体)は家全体を守る特別なお札である。
- 9箇所に貼れない場合、9体まとめて一箇所に祀っても問題ない。
- まとめて祀る際は、清浄な高い場所に正しい方角で丁寧に祀る。
- 正しい作法で祀り、返納すれば八方除けのご利益が期待できる。
寒川神社八方札9体まとめての基本と効果

タイトルテキスト
- 寒川神社の八方除けと八方札(九体)の意味
- 八方札(九体)はまとめて一箇所に祀っても良いこと
- 正しい祀り方(場所、方角、注意点)と返納方法
- 八方除けの費用(初穂料)と申し込みマナー
- 八方塞がり(はっぽうふさがり)の年の確認方法
寒川神社の八方除大麻とは?お札の種類
寒川神社でいただけるお札の中でも、八方除けのご利益をいただく基本となるのが「八方除大麻(はっぽうよけたいま)」です。
「大麻(たいま)」とは神社で授与されるお札の一般的な呼び方の一つです。
このお札は、土地や家の方位、日柄など、目に見えない様々な要因から起こる禍事(まがごと)や災難を取り除くために特別に作られたもの。
寒川大明神の特別な力が込められていると言われています。初穂料(神社へのお礼)は1,000円です。
他にも、伊勢神宮のお札である「神宮大麻」や、寒川神社の神様のお札「神社大麻」、火災除け、盗難除けなど、様々な種類のお札があります。
これらは神棚など、清浄で目線より高い場所にお祀りするのが基本です。
寒川神社八方除けの効果とは?人生変わった?
寒川神社の八方除けは、あらゆる方角からの災いを遠ざけ、福徳円満や開運をもたらすと言われる、全国唯一の特別な御神徳です。
その効果は「大難は小難に、小難は無難に。そして吉事は最大に」なると伝えられています。
人生における様々な障害や停滞感を和らげ、穏やかな日々へと導く「人生の羅針盤」とも称されるほどです。
実際に「八方塞がりの状況が好転した」「行き詰まりから道が開けた」といった声も聞かれますが、効果の感じ方は人それぞれ。
ただ、ご祈祷によって心が軽くなり、前向きになれると感じる方は多いようです。
ちなみに、占い師のゲッターズ飯田氏も、運気の流れをリセットする目的で寒川神社への参拝を勧めているとか。
八方除けが持つ「流れを変える力」への期待がうかがえますね。
寒川神社の八方除けお守りはどんな効果があるのですか?
寒川神社では、八方除けのお守りも人気です。身につけることであらゆる方角からの災いを避け、福徳開運を招くご利益があるとされています。
特徴は、色によって得意なご利益が違うこと。願いに合わせて選べるのが嬉しいですね。
色 | 主な効果・ご利益(例) |
白色 | 開運招福、万願成就 (全体運アップ、目標達成) |
紫色 | 健康回復、身体安全 (健康、病気平癒、心の安定) |
赤色 | 縁結び、家庭円満 (良縁、夫婦円満、人間関係改善) |
青色 | 成績向上、目的達成 (学業、仕事、スポーツでの成功) |
黄色 | 金運向上、職業繁栄 (金運、商売繁盛、仕事運アップ) |
この他にも、交通安全、厄除けなど様々なお守りがあります。ご祈祷の授与品に含まれることもありますが、授与所で直接選ぶことも可能です。ご自身や大切な方への願いを込めて、ピッタリなものを選んでみてください。
寒川神社で八方除けを祈願するにはいくらかかりますか?
寒川神社で八方除けの御祈祷を受ける際の費用(初穂料)は、祈願の丁寧さや授与品の内容によっていくつかの段階(式階:しきかい)があります。
式階 | 初穂料 | 主な授与品(抜粋) | 八方札(九体) |
中式 | 3,000円以上 | 記名板剣神札、御守、御神土など | なし |
大式 | 5,000円以上 | 中式の内容 + 八方札(九体) | あり |
当座式 | 10,000円以上 | 大式の内容 + 当座式御幣束、八方除門札など | あり |
一代式 | 30,000円以上 | 当座式の内容(御幣束が一代式に) | あり |
永代式 | 50,000円以上 | 一代式の内容(御幣束が永代式に、+撤饌) | あり |
※上記は目安です。最新の情報や詳細は、必ず寒川神社公式サイトでご確認ください。 https://samukawajinjya.jp/
家全体を守る「八方札(九体)」をご希望の場合は、初穂料5,000円以上の「大式」からとなります。
これが重要なポイントですね。さらに丁寧な当座式(10,000円以上)では、玄関用のお札「八方除門札」などもいただけます。
遠方で参拝できない方向けに、郵送での御祈祷も可能です。郵送の場合は初穂料3,000円から(別途送料要)となります。詳細は公式サイトをご確認ください。
寒川神社での初穂料、封筒の書き方マナー
初穂料は神様への感謝の気持ち。できれば「のし袋」に入れて丁寧にお渡ししましょう。
- 袋: 紅白・蝶結びの水引がついたものを選びます。
- 表書き: 上段中央に「御初穂料」、下段中央に祈願を受ける方の氏名を書きます。
- 中袋:
- 表面: 中央に金額を旧漢字(大字)で縦書き(例:「金 伍阡圓」)。
- 裏面: 左下に住所・氏名を書きます。
- 中袋がなければ、のし袋の裏に書きます。
- ペン: 毛筆か筆ペン(濃墨)で丁寧に楷書で書くのがベストです。
事前に準備しておくと、当日慌てずに済みますね。
八方塞がりとは?寒川神社での年齢確認方法
「八方塞がり(はっぽうふさがり)」とは、九星気学で使われる言葉。自分の生まれ年の星が運命盤の中央に来る年のことで、9年に一度巡ってきます。
どの方角も塞がれているとされ、引っ越しや転職、結婚など新しいことへの挑戦は慎重になった方が良いと言われる年回りです。
八方塞がりにあたるのは、男女共通で、「数え年」で以下の年齢です。
- 1歳、10歳、19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳、82歳…
(数え年とは、生まれた時を1歳とし、元旦に年を取る数え方です。満年齢+1歳と考えると近いですが、正確には異なります。)
寒川神社八方札9体まとめての祀り方・返納

御祈祷を終えて、いよいよお札をお祀りする番です。
特に、大式以上で授かる「八方札(九体)」。これをどう扱えば良いか、悩む方も多いはず。
「9体もあるお札、どこにどうやって?」「全部貼るのは難しい…まとめて置いても大丈夫?」など、具体的な祀り方が気になりますよね。
この章では、寒川神社の八方札を中心としたお札の基本的な祀り方から、皆さんの関心が高い「八方札9体をまとめて祀る方法」、そして一年後のお札の返納方法まで、分かりやすく解説します。
正しい方法で丁寧にお祀りし、しっかりご利益をいただきましょう。
寒川神社八方除けお札の基本の方角ルール
お札をお祀りする際、まず考えたいのが方角です。神様への敬意を示す大切なポイント。
最も良いとされるのは「南向き」または「東向き」です。
これは、太陽の神様である天照大御神に由来すると言われ、太陽の昇る「東」や、最も高く輝く「南」にお札の正面を向けることで、明るい神様のエネルギーを家に取り込むという意味合いがあります。
- 南向き: 部屋の北側に設置し、お札が南を向くように。
- 東向き: 部屋の西側に設置し、お札が東を向くように。
もちろん、家の構造上難しい場合は、他の方角でも問題ありません。
大切なのは、神様に失礼にならない、清潔で敬意のこもった場所を選ぶことです。
ただ、可能であれば南か東を向くように心がけるのが理想的、と覚えておきましょう。
八方塞がり御札はどこに置くべき?最適な場所
八方塞がり除けなどの御祈祷でいただくお札(記名板剣神札など)は、明るく清潔で、敬意を払える場所にお祀りしましょう。
1. 神棚がある場合:
最も理想的です。神棚の棚板の上に、向かって左側の位置(下座)にお祀りするのが一般的です(中央:神宮大麻、右:氏神様の場合)。
2. 神棚がない場合:
- 場所: リビングなど、家族が集まる部屋が良いでしょう。
- 高さ: 必ず目線よりも高い場所(タンスや棚の上など)を選びます。
- 設置: 白い布や紙を敷き、お札立てを使うと丁寧で安定します。インテリアに合うシンプルなものも多くあります。
避けるべき場所:
- 玄関や人通りの多い場所
- トイレ、浴室、キッチンなどの水回りや不潔な場所
- 人が下をくぐる場所(ドアの上など)
- 目線より低い場所
- 基本的に鬼門(北東)・裏鬼門(南西)
「神様に気持ちよく過ごしていただく」という気持ちで、最適な場所を選んでくださいね。
八方札まとめて置く場合の注意点と祀り方
いよいよ本題、「八方札(九体)」をまとめて祀る方法です。本来は家の中心と八方位、計9箇所に貼るのが最も丁寧ですが、住宅事情などで難しい場合が多いですよね。
ご安心ください!9箇所に貼れない場合は、一箇所にまとめてお祀りしても全く問題ありません。
これが重要なポイントです。
まとめて祀る場合の注意点:
- 場所:
- 神棚があれば最適です。
- ない場合は、リビングなど家族が集まる部屋の、清潔で目線より高い場所(棚の上など)を選びます。
- 八方札は箱から出してお祀りするのが基本です。
- 方角:
- 基本ルール通り、南向きまたは東向きが理想です。
- 置き方:
- 9体のお札を丁寧に重ねるか、お札立てを使ってきれいに並べて立てるのがおすすめです。お札立てを使えば見た目も整い、敬意も表しやすいでしょう。
- 下に白い布や紙を敷くと、より丁寧な印象になります。
大切なのは場所の数よりも、心を込めて丁寧にお祀りする気持ちです。ご自身の状況に合わせて、無理なく続けられる方法を選びましょう。
寒川神社八方除けお札の貼り方、木下レオン流?
「木下レオン流」の八方札の祀り方、という情報を目にすることがありますね。
これは、占い師の木下レオンさんが紹介したとされる方法ですが、特別な秘儀というわけではありません。
内容は、「八方札9体を各方位に貼るのが難しい場合は、一箇所にまとめて祀っても良い」というもの。
祀る場所や方角も、これまで説明してきた寒川神社が示している「まとめて祀る方法」と同じです。
つまり、「木下レオン流」とは、伝統的な祀り方が困難な場合の現実的な対処法(=まとめて祀る方法)を分かりやすく紹介したもの、と理解して良いでしょう。
「レオン式」という特別な呼び名があるわけではありません。
結論として、9箇所に貼れない場合は、まとめて神棚や清浄な高い場所(南or東向き)にお祀りすれば大丈夫です。
これが、神社も認めている正式な方法の一つと考えてください。
寒川神社八方除けお札の返納方法と場所
一年間お世話になった古いお札やお守りは、感謝を込めて神社に返納しましょう。
1. 寒川神社へ直接返納:
- 場所: 境内の「納札殿(のうさつでん)」(社務所の右側)へ。
- 方法: 静かに感謝を伝えて納めます。
- 費用: 特に決まりはありませんが、お賽銭で感謝の気持ちを表すのが一般的です。
2. 他の神社のお札もOK?
- 寒川神社の納札殿でも受け付けているようですが、できれば授かった元の神社へお礼参りして返納するのが最も丁寧です。
3. 直接行けない場合:
- 郵送: 寒川神社に事前に電話等で確認し、可能であれば指示に従って郵送します(費用等要確認)。
- 近隣の神社: お近くの神社の古札納所へ。こちらも事前に受け入れ可能か確認すると確実です。
【注意】: 自宅でゴミとして捨てたり、自分で燃やしたりするのは絶対にNGです!
感謝の気持ちを込めて、適切な方法で返納しましょう。
Q&A よくある質問
寒川神社の八方除けに関する、よくある質問をまとめました。
Q1: 八方札は毎年交換するべき?
A1: はい、一般的に一年ごとに新しくするのが良いとされます。古いお札に感謝して返納し、新しいお力をいただきましょう。
Q2: 八方札はどこで受けられる?
A2: 大式(5,000円以上)以上の御祈祷を受けた際の授与品としていただけます。御祈祷は社務所で申し込みます。
Q3: 遠方でも郵送でお願いできる?
A3: はい、郵送での御祈祷申し込みが可能です(初穂料3,000円~+送料)。公式サイトで詳細を確認してください。大式以上を選べば八方札も送られてきます。[寒川神社 郵送祈祷について] (https://samukawajinjya.jp/worship/online-gokito.html)
Q4: 八方札を9箇所に貼れない場合は?
A4: 全く問題ありません。9体まとめて神棚や清浄な高い場所(できれば南or東向き)に丁寧にお祀りすれば大丈夫です。
Q5: 御祈祷に予約は必要?
A5: いいえ、予約は不要です。当日、社務所で申し込んでください(受付時間:通常8時~17時)。
まとめ:寒川神社八方札9体で家内安全を

この記事では、寒川神社の「八方札(九体)」を中心に、八方除けの意味から祀り方、費用、返納まで解説しました。
- 八方除け: あらゆる方角からの災いを防ぐ、寒川神社ならではの御神徳。
- 八方札(九体): 家全体を守護する特別なお札(大式5,000円以上で授与)。
- 祀り方: 9箇所に貼るのが理想だが、難しい場合は9体まとめて清浄な高い場所に祀ってもOK! (南or東向き推奨)
- 費用・返納: 式階に応じて初穂料を選択。一年を目安に感謝して納札殿へ。
ご家族の節目や日々の暮らしの中で、方位や運気が気になる時、寒川神社の八方除けは心強い味方になってくれるかもしれません。
特に「9体まとめて」の方法なら、現代の住環境でも無理なくお祀りできそうですね。
より詳しい情報や最新の受付時間などは、寒川神社の公式サイトをご確認ください。
あなたとご家族の毎日が、穏やかで幸多きものとなりますように。
まとめ
- 寒川神社は全国唯一の八方除けの守護神である
- 八方除けは地相家相方位などあらゆる災難を除く御神徳
- 八方札(九体)は大式(初穂料5,000円以上)の御祈祷で授与される
- 八方札は本来家の中心と八方位の計9箇所に祀るもの
- 9箇所に貼れない場合は八方札9体をまとめて祀っても良い
- まとめて祀る際は神棚や清浄な高い場所に南か東向きで祀るべき
- お札立てを使うとまとめて祀る際に丁寧で安定する
- 八方塞がりの年は数え年で特定の年齢(1,10,19歳…)が該当する
- 初穂料はのし袋に入れ「御初穂料」と書き丁寧に納めるのが作法
- 古いお札は一年を目安に感謝を込めて納札殿へ返納する
- 郵送での御祈祷や返納も可能だが事前の確認が必要
- 御祈祷の申し込みに予約は不要である